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2006年5月 1日 (月)

雄弁者イマサラオー「蟲師の巻」

 本編の主人公、雨月 秋成は『雄弁者 イマサラオー』である!
 必殺技は「ブームが過ぎ去った頃にマイブーム」!
 その技で「一気に観られるので、次の話が出るまで待たなくてよい」という効果を一定時間得られるのだ!
 しかし、それは「自分は興奮しているのに、すでにまわりは冷めている」というデメリットの可能性を秘めていた!
 驚愕の事実に愕然とする雨月 秋成!
 それでも、雨月 秋成は諦めない!
 何故なら雄弁者だからッ!
 世界で最後の一人になっても!
 語れッッ!
 今さらッッッ!!
 雄弁者! イマサラオォォォォーッッ!!


************************* 蟲師(アニメ)*************************
 最初の数話をレコーダーで録画してたんね。
 いつか観ようと思って。
 でも、何だか「観るぞ!」ってエンジンがかからなくて、ほっといちゃったわけね。
 そんなこんなで、一ヶ月分くらい転がしちゃってね。
 今のレコーダーはどうか知らないのだけど、我が愛機 DVR-77H は HDD の中に 99 個までしか番組を転がしておけないのね。
 んなもんで、気付いたら 90 くらい溜まっててね。それでも毎日録画するものがあったりするから、その度に慌てて DVD に焼いたりするんだけど、ボケーッとしてたら 99 個溜まってて、録画できませんよーってランプが点灯してて、そんな時ほど観たい番組だったりして、泣いてたわけね。
 気分的には、沈むタイタニックか、ひっくり返ったポセイドンの一室に閉じ込められて、鼻のあたりまで水浸し状態ね。水が引いたり入ったりでアップアップね。
 んなもんで、少しでも「空気スペース」を空けるために、「有名な漫画のアニメらしいし、レンタルにもすぐ並ぶだろう」ってことで、毎週予約辞めちゃったんね。
 んなもんで、ボケーッとアップアップを繰り返してたら、『蟲師』の TV 放送終わっててね。
 それでも、「あぁ、終わったな」くらいしか思ってなくてね。
 かなり、しばらく放置してたんですよ。一話。
 それで、つい最近かなぁ、伊達さんに「蟲師、いいよ」ってお薦めされてね。「伊達さんが言うなら」ってんで、家に帰ってから愛機 DVR-77H の HDD にずっと転がってた 1 話を観たわけよ。

 シビレちゃったなぁ。【「ほう」と溜め息】

 緑に包まれた山の中がね、もうね、むせ返るほどの森の空気を感じられるようでね。
 煩くない BGM も透き通るくらいでね。あったかなかったか思い出せないくらいでね。
 いや、悪い意味じゃなくて、それって、BGM が「浮いてない」わけで、成功してると思うのね。
 ギンコの声優さんも落ち着いたシブい方で。もちろん、他の方も凄くてね。
 躊躇いがちに、息を吐くような喋り方なんね。
 基本的に。
 すごく地味なんだけど、実にスローライフな、この世界観に合っててね。
 萌えキャラサウンドが絶叫するアニメが多い世の中で、凄く新鮮でねぇ。
 そんでもって、キャラデザも大変上手な方で。子供も女の子も丸くて柔らかそうで可愛くてね。

 いやいや、変な意味じゃなくて。

 ちゃんと「愛らしさ」を表現できてるっていうかね。
 そういや、原作からして可愛い線だったんね、後で知ったんだけど。
 そんでもって、そうそう、声ね。吐息のような発声するのね。あのキャラデザでそんな声の出され方されるもんだから、もう色っぽくて色っぽくて。【ここでまた「ほう」と溜め息】
 あぁ、「色っぽい」っていうのは違うかもね。艶っぽいっていうかな。
 実に和風チックな色気なわけね。
 これまた世界観にドンピシャというわけね。
 もう、私もね、歳だからね、「おっぱいが別の生物のようにぶるんぶるん重力に逆らった往復運動」とかね、「何の繊維で出来てるんだってくらい身体のラインが出る服」とかね、「パンチラ」とかね、あぁ、パンチラは今は TV 放送できなかったか、『ブルーシード』のときはビデオ処理されてて「これは何の加速装置?」と目をぱちくりしたもんで……それはいいとして、もうね、歳だから、そういうのより、しっとりとした指の動きとか、流し目とか、今回のみたいな声質がいい人の吐息のような声にシビレちゃうわけね。あぁ、『パトレイバー』の南雲さんの声はよかったなぁ。
 まぁ、色気を出すのもね、色々あると思うのね。
 ただ、私の好みでいうなら、メジャーどころの「お前ブラジャーしてないだろ」っていう、ないすばでーの女性が「うふーん、お姉さんが教えてア・ゲ・ル(ハートマーク)」って言いながら主人公を胸の谷間に押しつけるのもアリなんだろうけど、え? 古い? まぁ、その、例えるならそういう感じのアメリカンなベクトルパワーで攻めるタイプよりも、妖しく動く細くて白い指だったり、着物から遠慮がちに覗かせる腕だったり、脚だったり…脚……足………

 そう、足の指!

 一番シビれたのは足の指だね!
 アニメで足の指を観たのも久し振りだしな!
 やっぱりね、女性の色気は足の指が一番だね!

 あ、引かないで、お願い、引かないで。

 ま、まぁ、聞いて、真面目に言うとですね、一番わかりやすいエロティシズムってのは、「本来隠されている部分が露出された瞬間」だと思うのね。
 おっぱいだって普段は隠されてる部分だし、アソコだってそうでしょ?
 それがパーンと曝け出されるという非日常性が、「特別な時間」を演出し、興奮していくわけでね。
 そんでもって、部位の観察における快楽度(興奮度)ってのは本来隠されていた深度に反比例すると思うのね。
 アソコが一番深度が高くて、おっぱいはその次ね。
 「アソコが一番楽しいんじゃないの?」って意見も当然出ると思うんだけど、そこまで開放されてしまえば、「見る」より「次の行動」へのシフトアップが間近なわけで、五感追求の優先度は「視覚」が低くなると思うのね。もちろん、「俺は匂いだね!」とかいう人もいるだろうし、ここまでくるとルートはいっぱい出るけど、とにかく、そこまで段階いって「見る」だけで満足する人はかなり少数派だと思うのね。
 んでもって、それが遺伝子に刻まれてるんで、「深度に反比例」すると思うのね、基本的には。
 しかし、いまや洋式の生活風習において、かなり高い「隠された部位」の深度を保ちつつも、それでいて、開放することにおいて抵抗感は低く、露出チャンスが高いという例外中の例外のニクいヤツ、そのハンソク技にドキッとされる部位。
 それこそが<足の指>であらせられるのだ!
 さらに、手の指に「表情がある」ように、足の指からも同じようにメッセージを発信している。
 緊張した人の足の指が手の指と同じように、きゅっと縮るだろうし、しかも、その「表情」は、中途半端に退化した部位である分、表現は不完全なものとなり、まるでよちよち歩きをしている幼児のごとく、そこはかとなく愛おしく感じられるものとなるのだ。
 これほど、愛おしい部位があるだろうか!
 『蟲師』の靴下がない世界って、実にいいね!
 いやぁ、もう、私が総理大臣になったら、靴下廃止例出すね! しかも、草履か下駄ね! クーデター起こしてでも決めちゃうね、無理矢理!!

 あ、引かないで、お願い、話戻すから。


 で、話を戻すと、一話にシビレまくっちゃったダメ人間の私は、伊達さんが借りてきた DVD をキッカケに堪えられなくなって、結局、なんとかして、20 話まで観ることができたんね。

 泣いちゃったなぁ。

 「可哀想過ぎるよ!」って、さめざめと泣いたな。
 「よかったねぇ!」って、ほろほろと泣いたな。
 ひとつひとつ観終わるたびに、ぼとぼとと涙こぼして、だらだらと鼻水垂らした。
 主人公のギンコがね、いい味出してんだ。
 一見、冷たそうなキャラかな、と思ってたんだよ。
 最近、流行じゃない、そういうの。
 でも、違ったね。今時珍しいほど、真っ直ぐに優しいキャラだったよ。
 声もいいからね。
 普段は、飄々とした感じなんだけどね。
 内容的には、けっこうエグかったり、グロかったりするんだけど、柔らかい絵とか、息を呑むような背景とか、しっかりとした声優さんがね、そこらへんをまったく感じさせない。
 たどたどしい演技の人もいたけど、反って、それもまたよし。
 ネタ的にも、神道というか精霊信仰というか妖怪というかで、好みも合っていた。
 漫画の方も読みたいところ。これを思い付いた人を尊敬しちゃう。「金が出来次第、購入リスト」に確実に入る。「いつでも読める手元に置いておく漫画」のひとつになるだろう。
 別に、熱血でもないのよ。演出としても「○○(名前)~~!」って叫ぶわけでもなし、巨大蟲とのバトルがあるわけでもなし。
 でも、泣いたなぁ。
 涙腺、緩くなったんかな。

 歳だからね。

*****************************************************************


 こうして、雨月 秋成の活躍によって世界は救われた!
 しかし、未だ観ぬ名作が次々と雨月の前に現れる!
 その時に! 再び! 語れッ! イマサラオー!!
 次は『攻殻機動隊 S.A.C』に!

 「 イ マ サ ラッ ・ コ レ ダ ア ァ ァ ァ ー ッ ッ ッ ! ! 」

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