2007年8月 4日 (土)

俺の脳を解析しやがったな!?

 そう叫びたくなることが往々にして、ある。

 それを、まさか、あの『さよなら絶望先生』で味わうことになるとは。

続きを読む "俺の脳を解析しやがったな!?"

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2007年7月30日 (月)

ニコニコ動画はいい(取り急ぎ編)

 詳しい感想とかは、後ほど。
 違う日記で書くか、追記するか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月27日 (水)

電脳コイルの限定版が欲しい

 いま、気付いたのである。
 通常版と限定版の違いを。

電脳コイル (1) 限定版 DVD 電脳コイル (1) 限定版

販売元:バンダイビジュアル
発売日:2007/09/25
Amazon.co.jpで詳細を確認する

電脳コイル (2) 限定版 DVD 電脳コイル (2) 限定版

販売元:バンダイビジュアル
発売日:2007/10/26
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 はっきり言って金はないので、いつか買おうかなぁ、と思っていたのである。
 それなのに、

>> 初回封入特典 ●第1話・第2話絵コンテ集(約380ページ)

 なんじゃこりゃー!
 ふふ、しかも「初回特典」かよ。
 死ぬ、もう死ぬ。

 フィギュアがつくよ、とかなら、あんまり興味ないし、無視できたんである。
 まさか、絵コンテって。

 絵コンテに弱いんである。
 『おもひでぽろぽろ』なんて映画は観たことないのに、絵コンテだけは持ってる。
 映画は観てないから、いまだに封印中。何してんだ、俺。
 そんな私が。
 しかも、380ページって。
 死ぬ、虐殺される。

 くそぅ、くそぅ、しかもこの絵コンテがつくのって限定版でずっとなのか。
 少なくとも、2 巻にもついてるようだが……

 くそぅ、オークション待ちか。
 いや、こういうのを買った人が放出するかって話だ。
 私は、オークションを目を皿のようにして毎日監視せねばならないのか。
 監獄だ。
 しかも、扉が開いたままの監獄だ。
 出て行きたければ出て行きなさい、その代わり、キミが欲しいモノは一生手に入らないがね、と、監視員が笑う地獄の監獄だ。
 そうして、私は昼夜問わず起きてる間はずっとモニタから目を離せないのだ。
 獲物を横からかっさらわれる恐怖に耐え、毎日を送るのだ。
 私は。私は。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月23日 (土)

電脳コイル 第7話「出動!コイル探偵局」

 今日は楽しい土曜日デスヨー。
 楽しいのは、土曜日は『電脳コイル』があるからデスヨー。

 OP は相変わらずいい。
 始まるときのヤサコの一口メモっぽいのがいいな。これは声優の声の質も関係してる。心地よいんだよなぁ。

 お年玉換算ってのがちょくちょく出てくる。
 仮想世界において、物の価値を表現するのに色々あるけど、お年玉ってのは子供の価値観も表していてなるほど、と感じる。
 手軽に使えて、世界表現もできる、上手いチョイスだ。勉強になる。

 暗号式か。
 つくづく思うけど、「式」というと陰陽師っぽいよなぁ。

 スゲェ。恐怖による絶対服従か。

 イリーガルって物体 X っぽい表現するなぁ。好きだ。
 イサコの説明じゃ妖怪っぽいねぇ。いいねぇ、いいねぇ。
 嘘ってことになってるけど、伏線かねぇ。

 ポーズでアンテナ代わりってのは、アレだな、昔のテレビの受信状態だな。懐かしい。

 ちょっと! 来週は浴衣デスヨ!
 足の指が映るといいなぁ。


 来週も楽しみデスヨー。
 ♪あんいんすとぉーる、あーんいんすとぉー

電脳コイル (1) 限定版 DVD 電脳コイル (1) 限定版

販売元:バンダイビジュアル
発売日:2007/09/25
Amazon.co.jpで詳細を確認する

電脳コイル (1) 通常版 DVD 電脳コイル (1) 通常版

販売元:バンダイビジュアル
発売日:2007/09/25
Amazon.co.jpで詳細を確認する

電脳コイル (2) 限定版 DVD 電脳コイル (2) 限定版

販売元:バンダイビジュアル
発売日:2007/10/26
Amazon.co.jpで詳細を確認する

電脳コイル (2) 通常版 DVD 電脳コイル (2) 通常版

販売元:バンダイビジュアル
発売日:2007/10/26
Amazon.co.jpで詳細を確認する

電脳コイル サントラ音楽集 Music 電脳コイル サントラ音楽集

アーティスト:TVサントラ,池田綾子,斉藤恒芳
販売元:徳間ジャパンコミュニケーションズ
発売日:2007/05/23
Amazon.co.jpで詳細を確認する

電脳コイル 1 (1) Book 電脳コイル 1 (1)

著者:宮村 優子,磯 光雄
販売元:徳間書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

Book 電脳コイルガイドブック

販売元:徳間書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月19日 (火)

電脳コイル

 『電脳コイル』の凄いところってのは、いきなり観た人でもわかりやすいところ。
 なにせ、時間が時間なんで、メインターゲット層は子供なわけで、子供でもわかりやすくしないといけない。
 そこで、言葉や裏設定で説明するのではなく、絵や動きで“なんとなく説明”してるのが上手い。
 引っ越してきた“素人”ヤサコが、突っ込んだネタには「それ何?」と聞く役(視聴者の代弁者)になってるのも上手い。

 あと、都市伝説(ミチコさん)を絡めたり、神社に入ると追ってこないお化け(「ボク、サッチー♪」)がいたり、子供が直感で理解しやすい“お化けの世界”にしているのもいい。
 空間が不安定なときに発生する“電脳霧”とかも雰囲気を出している。
 イサコが使う結界が「神社マーク」も呪術的でシビれる。
 一話なんか、たぶん、日本全国が「『となりのトトロ』だよなぁ……」と思ったに違いない。
 これはパクリがどうのとかそういうのではなく、“日本人が説明をされないでも理解できる世界観”ということなのである。あのノスタルジー溢れる風景も同じく。

 それでいて、やってることは濃い。
 大黒黒客倶楽部 vs イサコの電脳戦がもう凄い。脳を攻撃されないライト版『攻殻機動隊』の世界だ。
 サッチーが神社に入れないのは、管理している役所の管轄が違うから、とかアツくてタマらん。
 「『攻殻機動隊』の王子様(甘口・『もっけ』風味)」という感じにマイルドになっているのにも係わらず、使っているスパイスは本格的だったりして驚かされる。


 ところで、フミエを見ていると、一瞬「あれ? あさりよしとおキャラデザだっけ?」と思う瞬間があるが、私だけだろうか?
 細身で、つるぺただし、着てるシャツのデザイン、顔もなんとなく。

Book 電脳コイルガイドブック

販売元:徳間書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

電脳コイル サントラ音楽集 Music 電脳コイル サントラ音楽集

アーティスト:TVサントラ,池田綾子,斉藤恒芳
販売元:徳間ジャパンコミュニケーションズ
発売日:2007/05/23
Amazon.co.jpで詳細を確認する

電脳コイル (1) 限定版 DVD 電脳コイル (1) 限定版

販売元:バンダイビジュアル
発売日:2007/09/25
Amazon.co.jpで詳細を確認する

電脳コイル (1) 通常版 DVD 電脳コイル (1) 通常版

販売元:バンダイビジュアル
発売日:2007/09/25
Amazon.co.jpで詳細を確認する

電脳コイル (2) 限定版 DVD 電脳コイル (2) 限定版

販売元:バンダイビジュアル
発売日:2007/10/26
Amazon.co.jpで詳細を確認する

電脳コイル (2) 通常版 DVD 電脳コイル (2) 通常版

販売元:バンダイビジュアル
発売日:2007/10/26
Amazon.co.jpで詳細を確認する

電脳コイル 1 (1) Book 電脳コイル 1 (1)

著者:宮村 優子,磯 光雄
販売元:徳間書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2007年6月18日 (月)

「それ、やろうと思っていたのに!」

 作品を作ることを趣味として、作品を発表しよう、多くの人に見てもらおう、と思った人は誰でもぶつかったことのある体験だと思う。
 しかし、えてして、それはありふれたアイデアだったりする。
 つまりは、誰でも思いつくことだった、ということである。
 でも、悔しい。

 『電脳コイル』が私にとってそれだった。

 ノスタルジーな世界に飛び交う、妖怪のような自立型プログラムや、ウィルス。
 ユーザーはまるで使い魔や魔法を操るようにツールを駆使して戦う。

 あぁ、くそ。
 そして、「見たまえ、これがプロの技だ」と言わんばかりのテクニックに、物量。
 もし、同じことをやっていたとしても絶対勝てなかっただろう。
 あぁ、『電脳コイル』は凄い。

 あぁ、くそ、『電脳コイル』は面白い。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月15日 (金)

プラネテス脳

 もうね、「宇宙」って単語見るたびに、プラネテスを思い浮かべちゃう。
 ぶわーっと。
 Yahoo の TV 欄とかで、「宇宙」とか見ると「プラネテスか!?」って思っちゃう。

 どこまでプラネテス脳なのかと。

Dive in the sky Music Dive in the sky

アーティスト:酒井ミキオ
販売元:ビクターエンタテインメント
発売日:2003/11/21
Amazon.co.jpで詳細を確認する

プラネテス サントラ Music プラネテス サントラ

アーティスト:TVサントラ,酒井ミキオ
販売元:ビクターエンタテインメント
発売日:2003/12/17
Amazon.co.jpで詳細を確認する

プラネテス サントラ(2) Music プラネテス サントラ(2)

アーティスト:TVサントラ,酒井ミキオ
販売元:ビクターエンタテインメント
発売日:2004/03/24
Amazon.co.jpで詳細を確認する

プラネテス公式ガイドブック Book プラネテス公式ガイドブック

著者:幸村 誠,モーニング編集部
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

プラネテス 1 DVD プラネテス 1

販売元:バンダイビジュアル
発売日:2004/04/23
Amazon.co.jpで詳細を確認する

プラネテス 2 DVD プラネテス 2

販売元:バンダイビジュアル
発売日:2004/05/28
Amazon.co.jpで詳細を確認する

プラネテス 3 DVD プラネテス 3

販売元:バンダイビジュアル
発売日:2004/06/25
Amazon.co.jpで詳細を確認する

プラネテス 4 DVD プラネテス 4

販売元:バンダイビジュアル
発売日:2004/07/23
Amazon.co.jpで詳細を確認する

プラネテス 5 DVD プラネテス 5

販売元:バンダイビジュアル
発売日:2004/08/27
Amazon.co.jpで詳細を確認する

プラネテス 6 DVD プラネテス 6

販売元:バンダイビジュアル
発売日:2004/09/24
Amazon.co.jpで詳細を確認する

プラネテス 7 DVD プラネテス 7

販売元:バンダイビジュアル
発売日:2004/10/22
Amazon.co.jpで詳細を確認する

プラネテス 8 DVD プラネテス 8

販売元:バンダイビジュアル
発売日:2004/11/26
Amazon.co.jpで詳細を確認する

プラネテス 9 DVD プラネテス 9

販売元:バンダイビジュアル
発売日:2004/12/23
Amazon.co.jpで詳細を確認する

プラネテス (1) Book プラネテス (1)

著者:幸村 誠
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

プラネテス (2) Book プラネテス (2)

著者:幸村 誠
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

プラネテス (3) Book プラネテス (3)

著者:幸村 誠
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

プラネテス (4) Book プラネテス (4)

著者:幸村 誠
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2007年6月12日 (火)

雄弁者イマサラオー「プラネテスの巻」

 本編の主人公、雨月 秋成は『雄弁者 イマサラオー』である!
 必殺技は「ブームが過ぎ去った頃にマイブーム」!
 人は言う。「遅いよ、雨さん」と。
 人は言う。「何を今更」と。

 雨月 秋成は悩む!
 「ならば、名作が古いというだけで名作ではなくなるのかッ!?」
 「ならば、古い作品なら、現在(いま)、語ってはいけないのかッ!?
  ならば、古い名作に巡り会えたときに黙っていろというのかッッ!?」

 否ッッ!!

 雨月 秋成は黙らない!
 何故なら雄弁者だからッ!
 宇宙で最後の一人になっても!
 語れッッ!
 今さらッッッ!!
 雄弁者! イマサラオォォォォーッッ!!


 《ネタバレ含む、注意》


************************* プラネテス(アニメ)*************************
 評判はいいようだってのは知ってた。
 でも、今までスルーしてた。いや、特に理由はなくてね。
 ただ、何てぇの、テーマは宇宙なわけで。宇宙マニアってわけじゃないので、琴線に触れなかった。敢えて言うなら、そういう理由なんかな、たぶん。
 だから、今回、伊達さんに DVD 借りなかったら、未来永劫観てなかったかもしれない。
 それだって、借りてすぐ観たわけじゃない。最初に観たのは『MS IGLOO』だったし。
 で、『MS IGLOO』を全部観終わって、んー、『プラネテス』あるなぁ、どうしようかなぁ。
 そんな感じだった。
 とりあえず、一話だけ観てから寝ようかなぁ。
 そんな感じ。
 NHK アニメだよなぁ、NHK アニメで萌えアニメってことはないだろう、NHK アニメで思い浮かぶって言えば『スプーンおばさん』『ニルスのふしぎな旅』……あぁ、『ふしぎの海のナディア』があったなぁ……あれでだいぶ怒られたって噂だから、規制も激しくて温和しい出来なんじゃないかなぁ……
 もう、いつの時代の話だよ、ってくらいのイメージしか湧かない。
 確か、スペースデブリを掃除する民間企業の話だよなぁ。それも貧乏なところで、って話だったはず。『パトレイバー』TV版みたいなドタバタコメディかなぁ。
 深いアニメマニアじゃない私にとって、その程度。
 そんな感じ。
 本当に、何の気はなしに、そんな感じで一話を再生。
 結果。
 一話で終わるわけもなく、ずるずると次の DVD、さらに次の。

 人類が宇宙進出を成し遂げている未来の話だ。
 それなのに、世界は現在と大して変わらない。
 生活様式もそうだけど、宇宙に進出しててもいまだに地球では国境を挟んで戦争をしたり、飢えで苦しむ発展途上国があったりして、本当に何も変わらない。
 宇宙での資源開発も進んでるはずなのに、理想の未来なんて来ちゃいない。
 そして、深く暗い凍てつく宇宙は常に残酷だった。

 常に話はシリアスに進んだ。
 時々、忍者と追いかけっこしたり、観てるこっちが恥ずかしくて床を転げ回るほどのラブコメシーンがあったりするけど、一話に複数の話が進行しているので、そのままギャグで終わるということはない。
 この一話まるごとを同じパターンで消費するのではなく、複数の伏線なりが絡み合う話の運び方が絶妙なんである。
 何か事件が起きると、それはいくつか前の話に繋がっていたりする。それを記憶から呼び起こす作業が堪らない。そして、これが登場人物に深みを出している。

 いい例がヒロインである田名部だ。
 最初、田名部が「愛です!」なんて叫んじゃってるのはギャグだと思ってた。あぁ、この調子でドタバタしながら、なんかその「愛」でいつの間にか解決しちゃったり、「あれぇ~? おかし~な~」みたいなボケがあったりするマスコット的存在なのね、って思ってた。
 あれだ、『スレイヤーズ』のアメリアだ。「正義です!」のような。
 そういうキャラの立ち位置なんだな、と。
 しかし、その個性が物事を解決することはない。

 重要な流れとして、「人類は宇宙を汚そうとしている!」という過激派による宇宙開発に対してのテロが描かれている。
 んで、この組織が、物語の後半に大規模なテロを実行する。
 それが主要人物の活躍で……救われない。
 テロ自体は未然に防がれる。ただし、それはテロ組織のリーダーと先進国代表とのビジネス的な密約によって、「私たちの知らないところで始まって、私たちの知らないところで終わった」に過ぎない。
 見捨てられたことに驚愕するテロの末端実行班たちと、何人もの犠牲者を残して。
 ヒロインが「愛」を叫ぶことでテロを防げないのである。
 それどころか、このテロ組織、壊滅されない。この話が完結した後も依然とあり続けるのだ。
 なくならない国境と戦争と同じく、主人公達が世界を変えることはできない。

 「愛」を叫ぶことで人は救えず、宇宙を「愛」した宇宙の男(ベテラン)は宇宙の放射線によるガンで死んでいく。奇跡的に助かることもない。
 「愛」を叫ぶヒロインは、話が進むうちに、恋人であるハチマキに拒絶される。

 そして、「愛」を叫び続けた田名部が真空の中で酸素不足に陥る。
 あと数分しか残量がない。
 目前に、テロ実行班の一人である人物の酸素タンクが見える。
 この人の酸素タンクを奪えば助かる。この人は死にたがっている。
 酸素タンクに手が伸びる――


 ハラハラしっぱなしだ。
 いつ誰が不慮の事故で死んでもおかしくない。
 田名部は「愛」を貫き、死ぬのか?
 それとも、信念を捨て、「薄っぺらい口先だけの言葉」と認めるのか?
 じりじりと酸素タンクに伸びる手を観ながら、視聴者はここでずっと「愛」を叫び続け、裏切られ、報われないヒロインを思い出す。
 そこで 24 話が終わる。
 リアルタイムで観ていたら、ぎゃー!と叫んでいたであろう自信がある。

 全編、そんな重苦しいリアリズムが支配している。
 見慣れた奇跡はここにはない。
 死んだと思ってた人は実は生きていたとか、致命傷を受けていたのに奇跡的な復活をするとか、素人なのにプロの兵士を何人も倒せたりとか、実は世界で数少ない超能力の持ち主でとか、不器用な主人公が複数女性にモテまくったりとか一切ない。
 それはもう宇宙と同じくらい当たり前で残酷な世界が続く。

 それでは、この作品は「酷い現実」を実感するための疑似体験装置なのか? マゾしか楽しめない話なのか?

 否だ。

 残酷なリアリズムはすべて、そう、すべては 25 話、そして、26 話で大団円を迎えるための前準備に過ぎない。
 そのための 24 話分の思い出なのだ。
 強大な組織のラスボスを超必殺技で倒すわけでもない。
 誰かが祈って奇跡が起きて世界がいっぺんに救われるわけでもない。
 登場人物を守って仲間が次々と死んでいくわけでもない。
 でも、泣いた。
 号泣じゃない。
 気付くと涙がこぼれていた。
 よくできた作品で泣くことはよくあるが、こういう「泣き方」は久しぶりだ。
 なんて、よくできた最終話だろう。
 「あぁ、『プラネテス』が終わったのだ」という満足感が満ちあふれていた。「あぁ、『プラネテス』が終わっちゃったよ。残念無念」ではなく。
 24 話分の時間で笑い、喜び、泣き、嘆き、その体験をしてきた者だけが、25 話と26 話に心震わすことができるのだ。
 感情移入を思いっきりして、大いに泣け。


 25 話、26 話ばかり褒めているが、心震わせられる場面はいくつもある。
 私はいくつもヒットして泣いた。
 発展途上国の宇宙服開発の話に泣いた。
 「お父さんは宇宙を守るデブリ屋なんだぁ!」に泣いた。
 その中でも「エーデルでいいよ」は、このたった一言で、かなりの降雨量を記録した。
 本当に細かいところまでよくできたアニメだ。

 そして、思ったのは「やっぱり、声と音楽は重要だな」ということ。
 声優は本当に上手い人を揃えている。声の演技がなければ、私の気持ちも引き摺られることもなかっただろう。
 緊張するシーンでの鼓動のようなあの BGM、盛り上がるところの音楽がなければ、25 話と26 話のあの歌がなければ、私が引き摺られて泣くこともなかっただろう。

 民放アニメと違って、作画が崩壊することもないし、総集編が入って間延びすることもない。ここは流石、金に糸目をつけない NHK というところか。
 もちろん、使い回しができるにこしたことはないわけで、過去の映像が回想としてよく出てくるが、不快になる演出ではなく、うまくやっている。
 いい作画といっても静止画ばかりがよくても意味がない。アニメは動いてこそアニメだ。もちろん、そこにも不満はない。印象に残るような激しい戦闘アクションとかはないが、こういう設定の話なのでなくても不満に感じることはなかった。
 設定は真面目な SF ……らしい。残念ながら私はそっちの方面には疎いのでコメントは控えよう。
 あぁ、よく考えたら、きっちりと話が終わるアニメってのを観たのも久しぶりなようで……

 あぁ、もう、上手く言えないな。
 とにかく、最終話が凄いってこと!
 『プラネテス』は観て正解だった、いや、観ないと損してたってことだ!

 あと、田名部は可愛いね可愛いねってことだ!
 どっかに田名部落ちてねぇかなぁ!

*****************************************************************


 こうして、雨月 秋成の活躍によって宇宙は救われた!
 しかし、未だ観ぬ名作が次々と雨月の前に現れる!
 その時に! 再び! 語れッ! イマサラオー!!

 「 イ マ サ ラッ ・ コ レ ダ ア ァ ァ ァ ー ッ ッ ッ ! ! 」

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2006年12月23日 (土)

自分用メモ

* GR -ジャイアントロボ- OFFICIAL WEB SITE
http://gr-anime.com/
 not今川版GRアニメ公式。

* ::: Comic Gum :::
http://www.comicgum.com/topics_0701gr.asp
 not今川版GRアニメ情報。

* 映画「鉄人28号 白昼の残月」-オフィシャルサイト-
http://www.tetsujin28-movie.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年5月 1日 (月)

雄弁者イマサラオー「蟲師の巻」

 本編の主人公、雨月 秋成は『雄弁者 イマサラオー』である!
 必殺技は「ブームが過ぎ去った頃にマイブーム」!
 その技で「一気に観られるので、次の話が出るまで待たなくてよい」という効果を一定時間得られるのだ!
 しかし、それは「自分は興奮しているのに、すでにまわりは冷めている」というデメリットの可能性を秘めていた!
 驚愕の事実に愕然とする雨月 秋成!
 それでも、雨月 秋成は諦めない!
 何故なら雄弁者だからッ!
 世界で最後の一人になっても!
 語れッッ!
 今さらッッッ!!
 雄弁者! イマサラオォォォォーッッ!!


************************* 蟲師(アニメ)*************************
 最初の数話をレコーダーで録画してたんね。
 いつか観ようと思って。
 でも、何だか「観るぞ!」ってエンジンがかからなくて、ほっといちゃったわけね。
 そんなこんなで、一ヶ月分くらい転がしちゃってね。
 今のレコーダーはどうか知らないのだけど、我が愛機 DVR-77H は HDD の中に 99 個までしか番組を転がしておけないのね。
 んなもんで、気付いたら 90 くらい溜まっててね。それでも毎日録画するものがあったりするから、その度に慌てて DVD に焼いたりするんだけど、ボケーッとしてたら 99 個溜まってて、録画できませんよーってランプが点灯してて、そんな時ほど観たい番組だったりして、泣いてたわけね。
 気分的には、沈むタイタニックか、ひっくり返ったポセイドンの一室に閉じ込められて、鼻のあたりまで水浸し状態ね。水が引いたり入ったりでアップアップね。
 んなもんで、少しでも「空気スペース」を空けるために、「有名な漫画のアニメらしいし、レンタルにもすぐ並ぶだろう」ってことで、毎週予約辞めちゃったんね。
 んなもんで、ボケーッとアップアップを繰り返してたら、『蟲師』の TV 放送終わっててね。
 それでも、「あぁ、終わったな」くらいしか思ってなくてね。
 かなり、しばらく放置してたんですよ。一話。
 それで、つい最近かなぁ、伊達さんに「蟲師、いいよ」ってお薦めされてね。「伊達さんが言うなら」ってんで、家に帰ってから愛機 DVR-77H の HDD にずっと転がってた 1 話を観たわけよ。

 シビレちゃったなぁ。【「ほう」と溜め息】

 緑に包まれた山の中がね、もうね、むせ返るほどの森の空気を感じられるようでね。
 煩くない BGM も透き通るくらいでね。あったかなかったか思い出せないくらいでね。
 いや、悪い意味じゃなくて、それって、BGM が「浮いてない」わけで、成功してると思うのね。
 ギンコの声優さんも落ち着いたシブい方で。もちろん、他の方も凄くてね。
 躊躇いがちに、息を吐くような喋り方なんね。
 基本的に。
 すごく地味なんだけど、実にスローライフな、この世界観に合っててね。
 萌えキャラサウンドが絶叫するアニメが多い世の中で、凄く新鮮でねぇ。
 そんでもって、キャラデザも大変上手な方で。子供も女の子も丸くて柔らかそうで可愛くてね。

 いやいや、変な意味じゃなくて。

 ちゃんと「愛らしさ」を表現できてるっていうかね。
 そういや、原作からして可愛い線だったんね、後で知ったんだけど。
 そんでもって、そうそう、声ね。吐息のような発声するのね。あのキャラデザでそんな声の出され方されるもんだから、もう色っぽくて色っぽくて。【ここでまた「ほう」と溜め息】
 あぁ、「色っぽい」っていうのは違うかもね。艶っぽいっていうかな。
 実に和風チックな色気なわけね。
 これまた世界観にドンピシャというわけね。
 もう、私もね、歳だからね、「おっぱいが別の生物のようにぶるんぶるん重力に逆らった往復運動」とかね、「何の繊維で出来てるんだってくらい身体のラインが出る服」とかね、「パンチラ」とかね、あぁ、パンチラは今は TV 放送できなかったか、『ブルーシード』のときはビデオ処理されてて「これは何の加速装置?」と目をぱちくりしたもんで……それはいいとして、もうね、歳だから、そういうのより、しっとりとした指の動きとか、流し目とか、今回のみたいな声質がいい人の吐息のような声にシビレちゃうわけね。あぁ、『パトレイバー』の南雲さんの声はよかったなぁ。
 まぁ、色気を出すのもね、色々あると思うのね。
 ただ、私の好みでいうなら、メジャーどころの「お前ブラジャーしてないだろ」っていう、ないすばでーの女性が「うふーん、お姉さんが教えてア・ゲ・ル(ハートマーク)」って言いながら主人公を胸の谷間に押しつけるのもアリなんだろうけど、え? 古い? まぁ、その、例えるならそういう感じのアメリカンなベクトルパワーで攻めるタイプよりも、妖しく動く細くて白い指だったり、着物から遠慮がちに覗かせる腕だったり、脚だったり…脚……足………

 そう、足の指!

 一番シビれたのは足の指だね!
 アニメで足の指を観たのも久し振りだしな!
 やっぱりね、女性の色気は足の指が一番だね!

 あ、引かないで、お願い、引かないで。

 ま、まぁ、聞いて、真面目に言うとですね、一番わかりやすいエロティシズムってのは、「本来隠されている部分が露出された瞬間」だと思うのね。
 おっぱいだって普段は隠されてる部分だし、アソコだってそうでしょ?
 それがパーンと曝け出されるという非日常性が、「特別な時間」を演出し、興奮していくわけでね。
 そんでもって、部位の観察における快楽度(興奮度)ってのは本来隠されていた深度に反比例すると思うのね。
 アソコが一番深度が高くて、おっぱいはその次ね。
 「アソコが一番楽しいんじゃないの?」って意見も当然出ると思うんだけど、そこまで開放されてしまえば、「見る」より「次の行動」へのシフトアップが間近なわけで、五感追求の優先度は「視覚」が低くなると思うのね。もちろん、「俺は匂いだね!」とかいう人もいるだろうし、ここまでくるとルートはいっぱい出るけど、とにかく、そこまで段階いって「見る」だけで満足する人はかなり少数派だと思うのね。
 んでもって、それが遺伝子に刻まれてるんで、「深度に反比例」すると思うのね、基本的には。
 しかし、いまや洋式の生活風習において、かなり高い「隠された部位」の深度を保ちつつも、それでいて、開放することにおいて抵抗感は低く、露出チャンスが高いという例外中の例外のニクいヤツ、そのハンソク技にドキッとされる部位。
 それこそが<足の指>であらせられるのだ!
 さらに、手の指に「表情がある」ように、足の指からも同じようにメッセージを発信している。
 緊張した人の足の指が手の指と同じように、きゅっと縮るだろうし、しかも、その「表情」は、中途半端に退化した部位である分、表現は不完全なものとなり、まるでよちよち歩きをしている幼児のごとく、そこはかとなく愛おしく感じられるものとなるのだ。
 これほど、愛おしい部位があるだろうか!
 『蟲師』の靴下がない世界って、実にいいね!
 いやぁ、もう、私が総理大臣になったら、靴下廃止例出すね! しかも、草履か下駄ね! クーデター起こしてでも決めちゃうね、無理矢理!!

 あ、引かないで、お願い、話戻すから。


 で、話を戻すと、一話にシビレまくっちゃったダメ人間の私は、伊達さんが借りてきた DVD をキッカケに堪えられなくなって、結局、なんとかして、20 話まで観ることができたんね。

 泣いちゃったなぁ。

 「可哀想過ぎるよ!」って、さめざめと泣いたな。
 「よかったねぇ!」って、ほろほろと泣いたな。
 ひとつひとつ観終わるたびに、ぼとぼとと涙こぼして、だらだらと鼻水垂らした。
 主人公のギンコがね、いい味出してんだ。
 一見、冷たそうなキャラかな、と思ってたんだよ。
 最近、流行じゃない、そういうの。
 でも、違ったね。今時珍しいほど、真っ直ぐに優しいキャラだったよ。
 声もいいからね。
 普段は、飄々とした感じなんだけどね。
 内容的には、けっこうエグかったり、グロかったりするんだけど、柔らかい絵とか、息を呑むような背景とか、しっかりとした声優さんがね、そこらへんをまったく感じさせない。
 たどたどしい演技の人もいたけど、反って、それもまたよし。
 ネタ的にも、神道というか精霊信仰というか妖怪というかで、好みも合っていた。
 漫画の方も読みたいところ。これを思い付いた人を尊敬しちゃう。「金が出来次第、購入リスト」に確実に入る。「いつでも読める手元に置いておく漫画」のひとつになるだろう。
 別に、熱血でもないのよ。演出としても「○○(名前)~~!」って叫ぶわけでもなし、巨大蟲とのバトルがあるわけでもなし。
 でも、泣いたなぁ。
 涙腺、緩くなったんかな。

 歳だからね。

*****************************************************************


 こうして、雨月 秋成の活躍によって世界は救われた!
 しかし、未だ観ぬ名作が次々と雨月の前に現れる!
 その時に! 再び! 語れッ! イマサラオー!!
 次は『攻殻機動隊 S.A.C』に!

 「 イ マ サ ラッ ・ コ レ ダ ア ァ ァ ァ ー ッ ッ ッ ! ! 」

| | コメント (0) | トラックバック (0)